2014年7月31日木曜日

空気の重さはどれくらい? ― ダン・クイン

私達は空気を、空っぽの空間として捉えがちですが、真空と比べると、空気は実はかなり重いのです。では、一体どのくらい重いのでしょうか?そんなに重いのなら、どうして私達は押しつぶされないのでしょう?ダン・クインが空気圧の基本的な事柄と、それが人体や天気、宇宙一般に及ぼす影響を説明します。 (講師:ダン・クイン アニメーション:サンドロ・カタマシヴィリ、字幕 Masako Kigami、校正 Moe Shoji)
*レッスンの全編はこちら:http://ed.ted.com/lessons/how-heavy-is-air-dan-quinn

ルース・チャン: 難しい選択の仕方

このトークであなたの人生は本当に変わるかもしれません。どちらの職業を選ぼうか?別れるべきか、結婚するべきか?どこに住もう?こうした重要な決断は難しく、なかなか決められないものです。しかしそれは考え方が間違っているからなのだと、哲学者のルース・チャンは言います。彼女が提案するのは、本当の自分を確立するための、説得力のある新たな枠組みです。 (TEDSalon NY2014、字幕 Emi Kamiya、校正 Tadashi Koyama)

2014年7月28日月曜日

ロバート・フル: 自然界で最も不快な生き物にヒントを得たロボット

ロボットはいかにすればでこぼこの地面を安定して走ったり、逆さのまま移動したり、空中で体操技をしたり、壁に激突しても壊れずにいることができるのでしょう? ロバート・フルが驚くべきゴキブリの体に目を向け、ロボット工学者がそこから何を学べるか語ります。 (TED2014、字幕 Yasushi Aoki、校正 Eriko Tsukamoto)

結婚の歴史 - アレックス・ジェンドラー

ふんわりした白いドレス、永遠の愛、共同確定申告。結婚の意味は、人それぞれ異なり、文化により時と共に変わってきました。アレックス・ジェンドラーは、複婚、同性婚そして霊魂との結婚を洞察し、結婚の歴史を辿って行きます。 (レッスン:アレックス・ジェンドラー アニメーション:Augenblick Studios、字幕 Reiko O Bovee、Masako Kigami)
レッスンのビデオ: http://ed.ted.com/lessons/the-history-of-marriage-alex-gendler

自分の化石を残す方法 ― フィービー・A. コーエン

生きている間に偉大なことを成し遂げようと志を高く持つことはできるけれど、死んでからはどうだろう? 遠い将来、君が世界の素晴らしい化石のひとつになることはできるだろうか? 未来の古生物学者の手で発見してもらうためには、特定の死に方をしなければならないけれど(樹液の中とか海の底とか)、あとは自然が何とかしてくれるだろう。フィービー・A. コーエンが、君の身体が将来化石として名声を手にするために踏まねばならないステップを詳しく教えてくれるよ。 (講師:フィービー・A. コーエン、アニメーション:アントン・ボガティ、字幕 Moe Shoji、校正 Tomoyuki Suzuki)
*レッスンの全編はこちら:http://ed.ted.com/lessons/how-to-fossilize-yourself-phoebe-a-cohen

2014年7月25日金曜日

サラ・ルイス: 「あと一歩」を大事にしよう

美術史家のサラ・ルイスは、最初に就いた美術館での仕事中、ある芸術家の研究から重要なことに気づきました。それは、「すべての作品が完全な傑作というわけではない」ということです。彼女が私たちに問いかけるのは、私たちの人生における「ほぼ失敗」や「あと一歩」の役割です。成功や熟達の追求において私たちを突き動かしているのは、実はこの「あと一歩」なのでしょうか。 (TED2014、字幕 Emi Kamiya、校正 Yumi Wagatsuma)

2014年7月24日木曜日

ステラ・ヤング: 私は皆さんの感動の対象ではありません、どうぞよろしく

コメディアンでジャーナリストのステラ・ヤングは、たまたま車椅子で生活をしています。ヤングが強調したいのは、この事実だけでヤングが全人類を感化するような気高い存在になるわけではないと言うことです。この面白い講演で、ヤングは私たちの社会が障害者を「感動ポルノ」にしてしまう風潮を批判します。(TEDxSydney 2014、字幕 Mari Arimitsu、校正 Emi Kamiya)

ローレン・ザラツニック: テレビの良心

テレビ会社のエクゼクティブ、ローレン・ザラツニックがテレビの人気番組について深く考察します。50年にもわたる視聴率とその評価について大胆な分析を行った結果、テレビは私たちの真の姿を、予想もしないような形で映していると論じます。(TEDWomen 2010、字幕 Mariko Imada、校正 Kanon Matsuyama)

ウィリアム・ガーステル「発明への誘い: DIYスピーカー・エディション」

自分でものを作る―特に予想もしなかったような何かを作る―というのは楽しいものです。ウィリアム・ガーステルは、TEDYouth 2012で、銅線や空っぽのヨーグルトカップのような家にあるものからスピーカーを手作りする方法を実演しました。(字幕 Wataru Narita、校正 Tomoyuki Suzuki)
※このビデオの教材がed.ted.comにあります:
http://ed.ted.com/lessons/a-call-to-invention-diy-speaker-edition-william-gurstelle

睡眠麻痺(金縛り)の恐怖 - エイミー・アンジェロウィッツ

熟睡しているときに突然目が覚めたところを想像してください。あなたは動きたいのに動けません。まるで誰かが胸の上に座り込んでいるかのようです。しかしあなたは叫ぶことさえできません!これが「睡眠麻痺」(金縛り)で、不気味ですが よくある現象です。レム睡眠と覚醒期が重なってしまったときに起きるものです。エイミー・アンジェロウィッツは、これがいかに一般的であるか(ただし害はありません)説明し、さらに世界中の金縛りにまつわるキャラクターを紹介します。 (講師:エイミー・アンジェロウィッツ アニメーション:Pew36 Animation Studios、字幕 Naoko Fujii、校正 Mari Arimitsu)
*このビデオの教材:http://ed.ted.com/lessons/the-terrors-of-sleep-paralysis-ami-angelowicz

ダン・ギルバート: 未来の自分に対する心理

「人間というのは未完成のくせに、自分たちは完成したと勘違いしているものだ。」ダン・ギルバートが紹介するのは、彼が「歴史の終わり幻想」と呼ぶ現象についての最近の研究です。将来の自分は、ずっと今の自分のままだろうと想像してしまう現象です。(でもそうは行きません。) (TED2014、字幕 Emi Kamiya、校正 Yuko Yoshida)

「アメリカ独立宣言」の採択にまつわる舞台裏—ケネス・C・デイビス

アメリカ独立戦争から一年余り経った1776年6月、フィラデルフィアの暑い部屋で開催されたアメリカ大陸会議においてアメリカの独立について協議が行われました。ケネス・C・デイビスが「アメリカ独立宣言」採択に至るまでの知られざる事実と、議論を招くある文言の削除について紹介します。 (レッスン:ケネス・C・デイビス、アニメーション:カロット・アニメーション、字幕 Mari Arimitsu、校正 Masako Kigami)
*レッスンの全編はこちら:http://ed.ted.com/lessons/what-you-might-not-know-about-the-declaration-of-independence-kenneth-c-davis

2014年7月18日金曜日

マルコ・テンペスト: これぞ史上最高のロボットのデモ(かも)

マルコ・テンペストは、人間と一緒に働けるようデザインされた多目的ロボットのエディ(EDI)を素敵な演出でご紹介します。今回はマジックよりは、よく計算された振り付けによるパフォーマンスが中心です。ロボットの知覚技術、安全機能、強みを示し、人間とロボットのより近い関係の可能性を示します (それにマジックも少し)。 (TED2014、字幕 Yasushi Aoki、校正 Takafusa Kitazume)

キャサリン・ブレイシー: なぜ優れたハッカーは良い市民となるのか

いたずらをすることや政治的な転覆を図ることのみがハッキングではありません。キャサリン・ブレイシーが、この活発なトークで説明しているように、ハッキングは善と悪どちらにも全く同様に力を持ちます。彼女は、ホノルル、オークランド、メキシコシティでの刺激的な市民志向のプロジェクトに関する話を通じて、誰もが参加に必要な何かを持っていると強く訴えます。 (TEDCity2.0 2013、字幕 Yuji Tomiyama、校正 Aine Ito)

言語はどのように進化するか - アレックス・ジェンドラー

人類の歴史では、何千もの言語がかつてはごく少数だった言語から進化してきました。どうして、このようにたくさんの言語に分かれることになったのでしょうか。そしてどのように、これらの言語を遡ることができるのでしょうか。アレックス・ジェンドラーが、どのように言語学者達が言語を語族に分類し、どのようにして樹形図から過去を知ることができるか説明してくれます。 (レッスン:アレックス・ジェンドラー アニメーション:イゴール・コリック、字幕 Ai Tokimatsu、校正 Reiko O Bovee)
*このビデオの教材:http://ed.ted.com/lessons/how-languages-evolve-alex-gendler

2014年7月16日水曜日

ロバート・フル: ゴキブリの仕組みに学んだロボット

昆虫や動物は素晴らしい能力を進化させてきました。しかし、ロバート・フルは動物の性能は過剰だと言います。コツは必要なものだけコピーすること。人の技術が自然から学ぶ方法をお見せします。 (TED2002、字幕 Hidehito Sumitomo、校正 Akiko Hicks)

2014年7月15日火曜日

ティモシー・バルティック: 幼児教育の経済論

ティモシー・バルティックはマクロ経済の観点から幼児教育について論理的に訴えます。そして子供が該当する年齢ではない人(もしくは子供のいない人)にとっても、子供への投資が喜ばしいものである理由を説明します。そして子供に十分な教育を与えることの経済的利益は、自己犠牲愛をはるかにしのぐ結果となるのです。(TEDxMiamiUniversity 2012、字幕 Suzumi Nakamura、校正 Masami Mutsukado and Kacie Landrum)

2014年7月13日日曜日

ローガン・ラプラント「ハック・スクーリング:ハッピーになるための教育」(TEDxUniversityofNevada)

なぜ学校では幸せや健康になることを教えないのでしょう。13歳のローガン・ラプラントは、自分が考えた「ハック・スクーリング」によって、重要かつ最も意義深い「幸せになる」という気持ちに子どもたちを導くことができると主張します。多くの大人は、子供は大きくなったら幸せになって当たり前と思いがちですが、それは違うとローガンは訴えます。幸せや健康になるというのは、何よりも優先されるべきことなのです。(字幕 Sumie Ichizaki、校正 Emi Kamiya)

ダグラス・メルトン「幹細胞を使った新しい医療」(TEDxBeaconStreet)

幹細胞を使った再生医療がもたらす可能性を、糖尿病のような病気に対する新しい治療法を中心にダグラス・メルトンが説明します。メルトンは、ハーバード大学のXander University Professorであり、同大学幹細胞研究所の共同ディレクターでもあります。(字幕 Akiko Hicks、校正 Eriko Tsukamoto)

サイモン・シネック: なぜ優れたリーダーの元では安心を感じられるのか

どんな人が優れたリーダーになれるのでしょう?経営理論家のサイモン・シネックは、従業員を安心させられる人、スタッフを信頼の輪の中に引き込むことができる人だと主張します。ただ信頼と安心を生むには、大きな責任を負う必要があります。特に不安定な経済状況下ではなおさらです。(TED2014、字幕 Kazunori Akashi、校正 Yasushi Aoki)

ティコ・ブラーエ、 世間を騒がせた天文学者 -- ダン・ウェンケル

科学者は退屈で単調な人生を送ると思っているなら、ティコ・ブラーエの話を知らないからかもしれません。天体の動きを正確に予測したこの16世紀の天文学者は、誘拐から決闘、千里眼を持つ小人まで登場する波乱に満ちた人生を送りました。世間の注目を浴び、死後でさえ人々の好奇心をそそるこの科学者の人生を、ダン・ウィンケルが逸話を交えて紹介します。 (レッスン:ダン・ウェンケル、アニメーション:アンドリュー・ナム、字幕 Akiko Hicks、校正 Reiko O Bovee)
このレッスンのページ: http://ed.ted.com/lessons/tycho-brahe-the-scandalous-astronomer-dan-wenkel

アニメーションの基本: 錯視による動きの認識 - TED-Ed

アニメションでは絵が生き生きと動きます。画面で見るイメージは、実際動いているのでしょうか?それとも単なる幻覚なのでしょうか?TED-Edが動画の原理を解説し、動きの秘密を明かします。 (レッスンとアニメーション:TED-Ed、字幕 Shiho Ottomo、校正 Tomoyuki Suzuki)
このレッスンのページ:http://ed.ted.com/lessons/animation-basics-the-optical-illusion-of-motion-ted-ed

トビー・シャプシャク: アプリなんて必要ないさ

果たして、一番スマートなのはシンプルな携帯か?各国では人々がSNSのアップデートや、スマートフォンのゲームに夢中になっている中、アフリカでは、ショートメッセージを利用した機能が日常生活に多いに役立って いる事を、ジャーナリストのトビー・シャプシャクが語ります。この目からうろこのトークで彼は、アフリカのモバイル発明の最前線を紹介し、私達が持つ先入観にとらわれた「発明」の意味を問いかけます。 (TEDGlobal 2013、字幕 Akari Takenishi、 校正 Marika Taniguchi)

ウーリ・アロン: 真の革新的科学のために、未知の領域へ飛び込むことが不可欠な理由

物理学を専攻し博士課程で研究していた頃、ウーリ・アロンは自分のことを失格者だと思っていました。どの研究も行き詰まっていたからです。しかし、即興劇に救われ、彼は迷いの中にも喜びがあるのだということに気づきました。研究を、疑問と答えをつなぐ直線と見るのを止め、もっとクリエイティブなものと考えるよう科学者たちに求めます。専門分野を越えて共感できるメッセージです。(TEDGlobal 2013、字幕 Emi Kamiya、校正 Makoto Ikeo)

アンドリュー・ソロモン: 人生で最も苦しい経験から、自分らしくなる

アンドリュー・ソロモンは、その作家人生を通じて、苦難を抱える人たちの生き様を語ってきました。ここで彼は、その内面に向き合い、子供時代の葛藤を語り、これまでに会った勇気ある人たちの話を紹介します。この感動的で時に底抜けに明るいトークで、ソロモンは最も苦しいときこそ、そこから意味を創り出すべきだと強く呼びかけます。 (TED2014、字幕 Yuko Yoshida、校正 Eriko Tsukamoto)

2014年7月5日土曜日

World Wide Web とは?-- トゥワイラ・キャンプ

天気予報を調べたり、ネコのビデオを共有したり、World Wide Web(ワールド ワイド ウェブ)は沢山の人に毎日使われています。でも一体これは何でしょう? トゥワイラ・キャンプが仮想の都市に喩え、特定の所有者なしに相互に繋がる情報システムが、人間の脳の自然な思考パターンを反映するように整理され機能するかを説明します。 (レッスン: トゥワイラ・キャンプ アニメーション:Flaming Medusa Studios Inc.、字幕 Akiko Hicks、校正 Misaki Sato)
参照:http://ed.ted.com/lessons/what-is-the-world-wide-web-twila-camp

2014年7月4日金曜日

アナン・アガワル: オープン・オンラインコースが今なお重要な意味をもつ訳は

2013年はMOOC(巨大オープン・オンラインコース)の年でした。最初は残念な結果でしたが、その後、成功を示す数字と大きな期待で一杯です。しかし、edXの学長、アナン・アガワルは、高次元の学びを広く共有し、伝統的教室を(多分、置き換わることはないですが)補完する手段であるMOOC の重要性はゆるがないことを論証します。アナン・アガワルは、21世紀の生徒にとって理想的な学習体験を創造する―彼の融合教育のビジョンも紹介します。(TED2013、字幕 Yoshifumi Yamada、校正 Tomoyuki Suzuki)

自己組織化: 未秩序なものを組織化する力 -スカイラー・ティビッツ

私たちの体のように身近なものから銀河にいたるまで、自己組織化のプロセス、つまり、秩序のないものが組織化した構造を作り出す過程が見うけられます。 スカイラー・ティビッツ氏は自己組織化が生物学や化学においていかに働いており、さらにはそれが私たちの未来のテクノロジーにもつながっているのかを説明してくれます 。 (講義:スカイラー・ティビッツ、アニメーション:ロンドン・スクエア ド・プロダクション、字幕 Mio Yamaguchi、校正 Tomoyuki Suzuki)
参照: http://ed.ted.com/lessons/self-assembly-the-power-of-organizing-the-unorganized-skylar-tibbits

マイケル・メトカーフ: 援助金が必要なら印刷しよう

金融危機の際には連邦準備銀行、イングランド銀行、日本銀行はあわせて3兆7千億ドルを創出しました。中央銀行だけでなく投資家にも資産買入れを勧めるためです。これを受けてマイケル・メトカーフは思い切った提案をします。中央銀行は国際援助のために同様な紙幣発行をインフレのリスクなしに行うことはできないのでしょうか? (TED@State Street 2013、字幕 Misaki Sato、校正 Yumi Wagatsuma)

2014年7月2日水曜日

ジェニフェアー・シニア: 幸福は親には高すぎるハードル

書店の育児コーナーには圧倒されます。作家のジェニファー・シニアが言うとおり、それは「巨大でカラフルな、皆のパニックの象徴」です。親であることは何故こんなにも不安だらけなのでしょうか?その理由は、現代の中流家庭の親たちが目指す、「幸せな子どもを育てる」という目標があまりに捉えどころがないからです。この歯に衣着せぬトークでは、より私たちに寄り添った達成しやすい目標が示されます。 (TED2014、字幕 Emi Kamiya、校正 Shoko Takaki)

もしもこんな特殊能力が本当にあったら—巨大化 / ジョイ・リン

講義を全部見るには: http://ed.ted.com/lessons/if-superpowers-were-real-body-mass-joy-lin
体の大きさを変えるのがヒーロー漫画の中だけの話ではなかったとしたらどうなるでしょう? 巨大になるのは科学的に可能なのでしょうか? このシリーズでは、ジョイ・リンが6つの特殊能力を取り上げ、科学的に実現可能なのか明らかにします。 講義内容:ジョイ・リン アニメーション:Congnitive Media、字幕 Ayumi McMullen、校正 Yasushi Aoki)