2018年9月29日土曜日

消滅危機言語の「未来に遡る」|コリーン・フィッツジェラルド|TEDxUTA

急速なグローバル化とテクノロジーの発展により、多数派言語は少数派言語の家庭にまで入り込み、6千から7千あると言われる少数派言語の存続が脅威にさらされています。アフリカでもオーストラリアでも、合衆国でもどこでも、話者人口の少ない言語は消滅の危機に瀕しており、最後に残った年配の話者が言語存続の頼みの綱となっています。ヨーロッパで消滅の危機に瀕していたアイルランド語は未来への希望を蘇らせた素晴らしい例ですが、言語の再生と復興というサクセスストーリーは他にもたくさんあります。例えば、初めてアメリカに入植した人々と最初の感謝祭を祝ったことで名高いワンパノアグの言語がそうです。人間の精神は祖先や過去との繋がりを切望します。そして親から子に伝わっていく継承語こそ、人を先祖や過去と結びつけると同時に、未来への新たな生命を吹き込むものなのです。 このビデオは、TEDカンファレンスの形式で地元コミュニティが独自に運営するTEDxイベントにおいて収録されたものです。詳しくは http://ted.com/tedx をご覧ください。 (翻訳 Hiroko Kawano、レビュー Masaki Yanagishita)

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